SOG取替工事|愛知県名古屋市東区
愛知県名古屋市東区にて、高圧受電設備に設置されているSOG(保護継電器付高圧交流負荷開閉器)の取替工事を行いました。
既設のSOGは長期間使用されており、経年劣化による故障リスクを考慮して、新しい機器へ更新しました。
今回は既設設備の構成を確認したうえで、DGR(地絡方向継電器)による方向性地絡保護に対応したSOGへ更新しています。
機器を交換するだけではなく、取付前の試験や検相、取替後の動作確認まで実施し、高圧受電設備を安全に使用できる状態を確認して工事を完了しました。
SOGとは
SOGは、高圧受電設備で地絡事故や過電流などの異常が発生した際に、異常を検出して電路を遮断するための保護設備です。
工場や事業所などの高圧受電設備で事故が発生し、その影響が電力会社の配電線まで及ぶと、周辺施設を含めた停電につながる「波及事故」が発生する可能性があります。
SOGは、こうした事故の影響が外部へ広がることを防ぐための重要な役割を担っています。
普段は電柱上などに設置されているため目にする機会の少ない設備ですが、高圧受電設備を安全に運用するうえで重要な保護設備のひとつです。
今回は方向性地絡保護に対応したSOGへ更新
今回の工事では、既設設備の構成を確認し、DGR(地絡方向継電器)による方向性地絡保護に対応したSOGへ更新しました。
DGRは、地絡事故を検出するだけでなく、事故が発生した方向を判別するための保護継電器です。
高圧受電設備では、施設側で発生した地絡事故なのか、電力会社側など外部で発生した地絡事故なのかを適切に判別することが、保護設備を正しく動作させるうえで重要になります。
設備の受電方式や構成に応じて適切な保護方式を採用することで、高圧受電設備の安全性・信頼性の確保につながります。
取付前に新しいSOGの試験を実施
新しいSOGを取り付ける前に、機器が正常に動作することを確認するための試験を行いました。
高圧機器の更新では、新品の機器だからそのまま取り付ければよいというわけではありません。
必要な試験を行い、絶縁性能や保護機能などに問題がないことを確認したうえで、実際の設備へ取り付けます。
高圧受電設備では、万一の事故発生時に保護設備が確実に動作することが重要なため、施工前後の確認も大切な工程となります。
取替前に検相を実施
SOGの取替前には、既存設備の相順を確認するための検相も行いました。
高圧設備を更新する際には、既設設備の状態を正確に把握し、取替後も正しい相順で復旧する必要があります。
相順を誤ると、接続されている三相モーターなどの回転方向に影響する可能性があります。
そのため、施工前に既存設備の相順を確認し、取替後に正しく復旧できるよう準備したうえで作業を行いました。
既設SOGを撤去し、新しいSOGを設置
停電および必要な安全確認を行った後、既設SOGを撤去して新しいSOGを取り付けました。
電柱上に設置されている高圧機器のため、高所作業を伴います。
周囲の電線や既存設備の状況を確認しながら、安全を確保したうえで取替・接続作業を進めました。
新しいSOGの設置後は、高圧ケーブルや制御線などの接続状態を確認し、設備を復旧します。
取替後に動作・設備状態を確認
SOGの取替後には、設備が正常な状態に復旧していることを確認しました。
高圧受電設備の機器更新では、取替作業そのものだけでなく、施工後に接続状態や保護機能などを確認することが重要です。
必要な確認を行い、設備に問題がないことを確認したうえで工事を完了しました。
停電時間は約2時間
今回のSOG取替工事に伴う停電時間は、約2時間でした。
高圧受電設備の更新工事では、安全に施工するために停電が必要になる場合があります。
一方、工場や事業所などでは停電中に使用できなくなる設備もあるため、業務への影響をできるだけ抑えることも重要です。
そのため、事前に機器や施工手順を確認し、停電後の作業を効率よく進められるよう準備したうえで施工します。
今回も事前準備から取替・確認・復旧までの工程を計画し、約2時間の停電で工事を完了しました。
SOGは計画的な更新が重要です
SOGをはじめとする高圧機器は、長期間使用することで内部部品や絶縁性能などが経年劣化していきます。
外観だけでは劣化の状態を判断しにくい場合もあるため、定期点検の結果や設置からの経過年数、設備の使用環境などを確認しながら、適切な時期に更新することが重要です。
故障が発生してから対応するのではなく、設備の状態を把握して計画的に更新することで、高圧受電設備の安定した運用につながります。
SOG・高圧受電設備の更新をご検討の方へ
さつき電気商会では、SOG・PAS・LBS・VCB・GR・DGR・ZCT・高圧ケーブルなど、高圧受電設備を構成する各種機器の取替・更新工事に対応しています。
「SOGを長期間交換していない」
「点検でSOGの更新を勧められた」
「現在の保護方式が適切なのか確認したい」
「停電時間をできるだけ短くして更新したい」
といった場合もご相談ください。
既設設備の構成や機器の状態を確認し、必要な保護機能や施工条件を考慮した更新方法をご提案します。
名古屋市東区をはじめ愛知県内で、SOGや高圧受電設備の取替・改修をご検討の際は、さつき電気商会までお気軽にご相談ください。